調査・評価事業

令和2年度総合的検討事業-調査概要

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 総合的検討事業者である、株式会社ニッセイ基礎研究所は、良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業の「仕組みの開発・周知・試行事業」の各取組等を踏まえ、住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の一体的な仕組みの調査・普及等に係る次の総合的な検討を行いました。
 令和2年度は、主に次の事業を実施しました。

令和2年度総合的検討事業

1|取組状況の把握

①団体ヒアリングの実施

  • 2020年度新規採択した団体及び、2019年度採択して開発継続中の団体について、ヒアリングを実施し、現状の進捗状況を把握しました。
  • 事前に「ヒアリング調書」を作成し、対象団体に提示した上で、これに則してヒアリングを実施しました。

②中間報告の提出

  • 中間報告書の様式を作成し、2019度末までに採択を受けて、事業を継続しているすべての団体、及び、2020年度に新たに採択され交付決定を受けた団体を対象に、中間報告書の提出を求めました。提出された中間報告書の内容を確認し、必要に応じて団体に問合せ等を行い、開発の経過を確認しました。

③金融機関ヒアリング

  • 仕組みを利用して良質な住宅を取得する際に提供される金融商品の開発に携わった金融機関にヒアリングを実施しました。
  • ヒアリングを基に、今後の開発に役立てられるよう、「仕組みの開発に携わった金融機関の声」を制作しました。

④事業5カ年の成果分析

  • これまでに採択したすべての団体のうち、完成報告書を提出した団体について、完成報告書の内容を確認し、記載内容をテキスト化してデータベースにすると共に、取り組み成果を分析しました。
  • 完成報告書を提出した団体について、試行の実施状況を把握するためアンケート調査を実施し、補助による試行物件数、補助によらない試行物件数を把握しました。

⑤仕組みの完成報告書の確認

  • 仕組みの完成報告書の様式を作成するとともに、団体が国土交通省住宅局住宅生産課に提出した仕組みの完成報告書の内容を確認し、必要に応じて不明点の確認、修正点や提出必要資料の指摘などを行いました。

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2|事例分析

①取組事例集の作成

  • 以上を踏まえて、各団体の取組状況を整理し、その上で、仕組みを完成したすべての団体の取組を紹介する事例集を作成し、後述するシンポジウムで配布するとともに、専用ウェブサイトに掲載して、誰もが閲覧できるようにしました。
 

3|情報提供と相談対応

①専用ウェブサイトの更新と運営

  • 専用ウェブサイトにおいて、事業を広く紹介するとともに、採択団体や一般からの問い合わせ・相談窓口として機能させました。

②問い合わせ・助言対応

  • 採択団体からの問い合わせ、助言などについては、メール、電話等を通じて随時対応しました。

③金融機関ヒアリング結果の冊子化(シンポジウムに代わる情報提供)

  • 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、国土交通省住宅局住宅生産課住宅瑕疵担保対策室と協議の上、予定していたシンポジウムの開催を見送った。代替する情報提供として、前述の金融機関ヒアリングを基に制作した「仕組みの開発に携わった金融機関の声」を採択団体に提供しました。



令和2年度総合的検討事業実施経過

事業項目 実施期間
(1) 取組状況の把握
①団体ヒアリングの実施 2020年7月8日(水)~7月29日(水)
②中間報告の提出 202098日(水)依頼状送付 9月25日(金)提出締め切り
③金融機関ヒアリング 20201111日(水)依頼
11月26日(木)~12月22日(火)実施
④事業5カ年の成果分析 2021115日(金)~3月17日(水)
⑤仕組みの完成報告書の確認 提出があり次第随時確認
(2) 事例分析
①取組事例集 20201221日(月)~2021331日(水)
(3) 情報提供と相談対応
①専用ウェブサイトの更新と運営 202042日(木)~2021年3月31日(水)
②問い合わせ・助言対応
③金融機関ヒアリング結果の冊子化 20211月25日(月)~3月31日(水)
(4) その他
①評価委員会資料作成 2019年4月2日(月)~5月8日(金)
 


良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業に係る総合的検討事業|事業5か年のまとめ【概要】