調査・評価事業

令和元年度総合的検討事業-調査概要

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 総合的検討事業者である、株式会社ニッセイ基礎研究所は、協議会等各団体の取組みを踏まえ、住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の一体的な仕組みの調査・普及等に関る総合的な検討を行っています。
 令和元年度は、主に次の事業を実施しました。

令和元年度総合的検討事業

1|取組状況の把握

【団体ヒアリングの実施】
  • 平成30年度末時点で、仕組みの開発が完了していない団体、及び、令和元年度採択した団体を対象に、進捗状況を把握しました。

【中間報告の提出】

  • 平成30年度末までに採択を受けて、事業を継続しているすべての団体、及び、令和元年度に新たに採択され交付決定を受けた団体を対象に、中間報告書の提出を求め、取組状況を確認しました。

【現地調査の実施】

  • 主に試行実績のある団体を対象に、試行物件に関する団体へのヒアリングと物件の見学、及び、試行物件の売主、買主へのヒアリングを実施しました。

【仕組みの完成報告書の確認

  • 各団体が国土交通省に提出した仕組みの完成報告書の内容を確認し、完成した仕組みの内容を把握しました。
     

2|事例分析

【取組状況の分析

  • 「取組状況の把握」を踏まえて、各団体の取組状況を整理、分析し、本「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」における、現状の課題と今後の方向性を取りまとめました。

【取組事例集の作成

  • 仕組みを完成したすべての団体の取組を紹介する事例集を作成し、シンポジウムで配布するとともに、ウェブサイトに掲載して、閲覧できるようにしました。

    取組事例集

 

3|情報提供と相談対応

【ウェブサイトの運営】
  • ウェブサイトで事業を広く紹介するとともに、採択団体や一般からの問い合わせに対応しました。
【シンポジウムの開催】
  • 関連団体を通じた団体会員への案内、業界紙等での案内記事掲載などを通じて広く告知を行い、2020115日(水)に、シンポジウムを開催しました。

    シンポジウム



令和元年度総合的検討事業実施経過

事業項目

実施期間

(1) 取組状況の把握

 

 

①団体ヒアリングの実施

2019年7月8日(月)~7月31日(水)

 

②中間報告の提出

2019年10月11日(金)依頼状送付 10月25日(金)提出締め切り

 

③現地調査の実施

2019年10月30日(水)~12月9日(月)

 

④仕組みの完成報告書の確認

2019年11月11日(月)様式作成
2020年2月28日(金)提出締め切り

(2) 事例分析

 

 

①取組状況の分析

2019年5月15日(水)~2020年2月28日(金)

 

②取組事例集の作成

2019年11月11日(月)~2020年1月14日(火)シンポジウム配布版完成。1月28日(火)~2020年2月28日(金)ウェブ掲載版完成

(3) 情報提供と相談対応

 

 

①ウェブサイトの運営

2019年5月30日(木)~

 

②シンポジウムの開催

2019年11月29日(金)告知開始
2020年1月15日(水)開催

 


「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業に係る総合的検討事業|令和元年度報告書【概要】」について

 令和元年度に実施した、団体ヒアリングや現地調査で明らかになった点を整理し、中間報告書、仕組の完成報告書の内容、試行実績から、注目される事例を分析して、維持保全・性能向上、資産価値の適正評価、金融・流通商品、ブランド化・情報提供、試行対象物件確保のそれぞれについて、多くの団体の取り組みに共通した現状の課題と、それに対する今後の方向性、及び、令和元年度の事業募集において、平成31年度までに明らかになった5つの課題に対する今後の方向性を、報告書に取りまとめました。
 ここでは、その概要を紹介します。各団体の取り組みの参考にしていただきたいと思います。


良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業に係る総合的検討事業|令和元年度報告書【概要】